2007年07月15日

痛風はコワイ 尿酸値はなぜ上げる?

では、体内の尿酸値はどうして上がるのでしょう?その要因を考えてみましょう。
1.遺伝的な要因
 およそ病気は、遺伝的な要因に環境からの影響が加わることによって発病します。痛風も例外ではありません。およそ20%ほどの痛風患者には父親、兄弟、叔父さん、従兄弟にも痛風患者がいます。
2.食生活の問題
 もともと日本の食生活は米と野菜が中心で、
肉を食べることはあまりありませんでした。
ところが、戦後になって高度成長に伴い生活が豊かになると、肉食が多くなり、今日では高タンパク・高脂肪の食生活は当たり前になっています。その結果、肥満や生活習慣病の患者が増え、高尿酸血症の患者も増加しているのです。痛風患者の60%には肥満があり、肥満度が高いほど尿酸値は高くなって痛風のリスクも大きくなります。食事の総量を減らし、標準体重を守ることが大切です。
posted by かめの at 15:34| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月14日

痛風はコワイ! 100人中30人は痛風に

 日本痛風・核酸代謝学会では、血中尿酸濃度が7.0mg/dl以上を高尿酸血症としています。この値が増えれば増えるほど、より結晶ができやすく、痛風になりやすいということになります。
 ある調査によると、痛風患者60万人に対して、痛風予備軍ともいえる尿酸値8.0mg/dl以上の高尿酸血症の患者は200万人ほどとされ、7.0mg/dl以上は600万人にものぼるといわれます。これは成人男子の100人中30人という高い割合で高尿酸血症が見られると言うことになります。
 高尿酸血症は、それ自体自覚症状がなく、痛風発作が出るまでに5年〜10年の年月がかかること、日本では痛風の歴史が浅く、社会での認知度が欧米に比べて低いことなどが要因であまり深刻に考えられていないという問題があります。痛風のこわさは発作ではなく合併症ですから、日頃から尿酸値には注意したいものです。
posted by かめの at 00:52| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月11日

痛風はコワイ 尿酸値について

 健康診断、人間ドック、成人検診などの検査を受けたことのある方は多いでしょう。検査結果を見ると、難しい記号や専門用語が並んでいて、しかも数字で表されているのでついつい敬遠してしまいがちです。ここではその中の尿酸値についてご紹介します。
 検査結果表の中で「尿酸値」、「血清尿酸値」、「UA」と書かれているのがあなたの血液1dl中の尿酸の濃度です。表には男性で3.8〜7.5mg/dl、女性で2.4〜5.8mg/dlを標準値としていることが多いようですが、これはあくまでも参考程度に考えましょう。
 通常、男女とも7.0mg/dl以上を高尿酸血症とされています。尿酸は水や体液に溶けにくい物質なので、血液中だけでなく体全体にたまります。尿酸値が7.0mg/dl以上の状態が続くと、溶けにくい尿酸は結晶となって関節やその周辺に沈着していきます。そして激痛を伴う痛風発作となるのです。
 つまり、痛風の背景には高尿酸血症があり、
それが続くと確実に痛風に発展するということを忘れないようにしてください。
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2007年07月07日

痛風はコワイ 尿酸って何?

 尿酸についてもう少しお話します。尿の酸だから尿の酸性度かというと、そうではありません。尿酸は炭素、窒素、酸素、水素の分子からできた化学物質で、プリン体と呼ばれる物質のひとつです。プリン体にはいろいろな種類があって、それぞれが作用を持っていますが、それらが最終的に分解され、尿中に捨てられる形になったものが尿酸です。
 尿酸のもとになる物質は、DNAやRNAと呼ばれる核酸などの生体エネルギー物質です。
このような素材の最終的な老廃物として、普通の人の体内では一日あたりおよそ0.6gの尿酸が作られますが、多くは尿などの体液で排泄されます。しかし、尿酸の作られる量が多くなったり、排出がうまくいかなくなったりすると尿酸は体内にたまって痛風を起こすのです。
 つまり、尿酸はプリン体の最終老廃物で、そのゴミ処理がうまくいかなくなると、痛風という病気を引き起こすというわけです。
posted by かめの at 17:08| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月06日

痛風はコワイ なぜ痛風は起こる?

 痛風発作の原因は、尿酸という物質です。この尿酸は、誰にでも一定量あるもので、血液など体液に溶けて循環して、尿の中に濾し取られて捨てられます。つまり体の老廃物なのです。ところが、何かの原因で血液中の尿酸濃度が上昇して尿中に濾過しきれなくなると、尿酸は体の中にたまってきます。溶けきらなかった尿酸は尿酸ナトリウムとして結晶化します。尿酸濃度が高い状態が続くと、この結晶が関節の内側に沈着します。尿酸結晶は比重が大きいので、足の親指関節といった下の部位に悪さをします。人間の体には防御機能があって、白血球の反応がそれですが、痛風発作は尿酸塩に対して白血球が攻撃を仕掛けるときに起こります。
 関節だけではなく、尿酸塩はほかの臓器にもたまります。特に腎臓にはたまりやずく、痛風発作の経験のある人は腎機能にも注意してください。また後で述べるように痛風発作は合併症の注意信号ですから、要注意です!
posted by かめの at 07:33| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月04日

痛風になりやすい性格

 痛風は、血液中の尿酸値が高くなることで
起こりますが、尿酸値の上昇には食生活のほかに性格的なことも関わっています。アメリカの医師フリードマンは、痛風になりやすい性格をタイプA、そうでない性格をタイプBと分類しました。
 フリードマンは、心臓外来の待合室の椅子の前の部分が以上にすり減っていることに気づきました。よく観察してみると、心臓に病気を持っている患者は、待合室ですぐにイライラして、診察の順番を呼ばれた時にすぐに立ち上がれるようにと、椅子の前の方に浅くかけていたためにすり減ってしまったのでした。彼は、心臓病になりやすい性格をタイプAとし、このタイプの人が痛風にもなりやすういことを突き止めたのです。
 競争心が強い、中途半端を嫌う、せっかち、
常に全力投球、短気、早口、遅刻をしない、早食いなど、当てはまる人は生活リズムを見直した方が良いとされています。
posted by かめの at 10:57| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月03日

痛風はコワイ なぜ男ばかり?

痛風は、圧倒的に男性に多い病気です。最近の調査でも患者のうち男性が98.5%で、女性はわずか1.5%という結果が出ています。
 これほど男女差が明確な病気も珍しいのですが、その理由もはっきりしていて、痛風を引き起こす原因の血清尿酸値(血液中の尿酸の濃度)が、男性は女性よりも高いからなのです。なぜかというと、女性ホルモンには腎臓からの尿酸の排泄を促進する働きがあるからなのです。ただし、女性の閉経後には女性ホルモンの分泌が減るので、尿酸値はわずかですが上昇します。つまり、50歳すぎになると、男女の尿酸値の差は小さくなるということです。
 痛風発作は、血清尿酸値が1dlあたり7.0
mgを超える状態が少なくとも数年以上続かないと起こらないのですが、女性の場合はこの7.0mg/dlには男性に比べてなかなか到達しないので、痛風患者が少ないということになるのです。
posted by かめの at 10:46| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月02日

痛風の歴史

 痛風という病気は、海外では大変古い病気です。エジプトで発掘されたミイラの関節の中に痛風発作をもたらす尿酸塩を発見したという報告があり、紀元前3500年のパピルスにも痛風の記録が残っているそうです。
 歴史上の人物で痛風患者だった人は多く、
アレクサンダー大王、神聖ローマ帝国のカルロス5世、フランスのルイ14世、宗教改革を成し遂げたマルティン・ルター、レオナルド・ダ・ビンチ、ゲーテ、モーパッサン、ニュートン、ダーウィンなども痛風に悩まされたと言われています。
 では日本では、というと、痛風は明治以前にはないとされた病気でした。日本で最も古い正式な痛風患者の記録は1898年(明治31年)のことです。明治初期までに海外から日本を訪れた医師たちも一様に「日本人には痛風はない」と記録していたほど、縁遠い病気でした。
 しかし戦後、特に60年代以降、日本人の食事内容が欧米化したこと、動物性タンパク質の摂取量の増加、飲酒量の増加、社会構造の変化などに伴って痛風患者が急増、今日では全国で数十万人、潜在的患者を含めると百万単位の人が痛風に悩まされていると言われます。
posted by かめの at 01:22| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月01日

痛風ってどんな病気?

 ある日突然、足の親指のつけ根あたりが赤く腫れて、強烈に痛み出します。その痛みは万力で締めつけられるようだとか、風が吹いても痛いと表現されます。そんな歩けないほどのひどい痛みが2〜3日続いて、いったいこれはなんという病気なんだろうと考えているうちに、次第に痛みは和らいでいき、1週間もすれば、何事もなかったかのようにケロッと治ってしまいます。
 実は、この突然の痛みこそ「痛風発作」と呼ばれる症状なのです。
 痛風は、この主に足の親指に現れる痛みが代表的な症状なので、痛みがなくなれば病気が治ったと勘違いされます。しかし、その背後には実に恐ろしいことがいくつも潜んでいるのです。痛風発作で死ぬことはありません。
でも、痛風発作は体が発する危険信号です。
合併症というこわい症状や病気が潜んでいるという意味では、きわめて現代的な病気です。そのこわさをこれからお伝えします。
posted by かめの at 02:35| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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